おとり広告

不動産の中には、広告映えする物件とそうでない物件がある。
不動産価格は、利便性や環境などの立地条件、建物の具合など、
多くの要素のバランスで決定されるが、
そのバランスが悪い物件ほど広告としては重宝される。
例えば
駅徒歩3分 80㎡ 築5年 1000万ぽっきり!
でも外観は、この物件がどういう5年間を過ごしたのか、
時間の経過を疑いたくなるような、
みすぼらしいものであっても問題はない。

うまい話には裏があると言うが、
この場合のみすぼらしい外観は、裏ではなく、短所である。
表から見てもボロボロだ。
そんなことには一切かまわず、
長所を高らかに謳いあげようじゃありませんか。

ひょっとすると世間では、これを「おとり広告」だ、
と認識されいらっしゃるかも知れないが、 そうではない。

おとり広告は違法行為にあたるが、
広告で、長所を強調しても罪には問われることはない。

むしろ、しない方がどうかしている。
下手したら勤務姿勢を問われ、上司に小突かれるはめになる。

しかし、
チラシの反響の少なさを叱責された営業マンや、
来月の支払いに追い詰められた社長さんが、
ありもしない物件の長所を、高らかに謳いあげたとしたら、
それは「おとり広告」になる。
密告されたら叱られる。二度やると行政指導が入るらしい。

広告用の物件は短所が強烈なゆえ、売れることは滅多にないが、
売れてしまうこともある。
日の当たらない物件をあえて好む人もいる。
売れた後も広告に使い続けていると、それも「おとり広告」になる。

不動産のおとり広告に関する表示

  1. 取引の申出に係る不動産が存在しないため、 実際には取引することができない不動産についての表示
  2. 取引の申出に係る不動産は存在するが、 実際には取引の対象となり得ない不動産についての表示
  3. 取引の申出に係る不動産は存在するが、 実際には取引する意思がない不動産についての表示

消費者庁HP – 不動産のおとり広告に関する表示

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